東日本大震災から11年

 2022年3月11日。東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から11年。一年一年、またこの時期かと思うと一口に言ってもいろいろあります。「また心が痛くなる・辛い映像が出てくる時期か・・・」、「今あの方大丈夫かな、元気かな」と2つの色に分けられると思います。

 当時は東京の小学生だったので、ものすごい揺れであったことや、校庭に集まったことはとく覚えています。また、今いる北海道でも、揺れがそんなに強くなかったけど(友達から聞いた気がする)、沿岸部は津波が来たりしました。

 あの時から、今と比べれば、色んなことが変わっています。あのとき、緊急地震速報は、関東などには出なかったのに強く揺れた。

 今では、海底の震度計の設置や緊急地震速報自体の計算の仕組みが新しくなったりして、当時をシミュレートすると、関東も含めて広い範囲に出せるようになったということです。

 また、この震災は津波の規模が桁違いだった、津波警報が間に合わなかった・予想と違った。これについては、気象庁側も、伝える側も変わりました。気象庁は津波警報の「予想到達時刻や高さ」の表現を改めました。到達予想時刻では「すぐ来る」という表現や、予想の高さでは数値ではなく、「巨大」などという表現をするようになります。(これについてはまだ実例がないのでなんとも言えませんし、こんなものは一生で見たくないですが)詳しくは気象庁のホームページを見てください。(https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/joho/tsunamiinfo.html)

 伝える側も変わりました。津波情報を示す色が統一(大まかに、注意報:黄色、警報:赤、大津波警報:紫)されたり、大きく「つなみ にげろ」などといった言葉が表示されるようになりました。

 あの時から、緊急地震速報や津波情報が変わっても、このような大規模な災害・地震は、いつ起こるかはわかりません。南海トラフや千島列島・根室沖の方では発生確率が大きくなってるとは聞きます。ですので、備えは大切。耳にタコができるぐらい、色んな場所で聞いたかもしてませんが、私も書きます。いつも食べているものをストックしてみたり、今は欠かすことのできないスマホなどの充電を確認して寝るなど身の回りで気軽にできることから始めましょ。