#PVSF2022Sp Color of Drop」
作ってみた総括
【今回、長いのでPDFで読みやすくしたものを用意しました。ここからダウンロードできます】
私の14作目となる、PVSF2022Sp 個人の部の作品、みなさん、見ていただきましたか? 今回は、個人の部の総括ということで書きたいと思います。 【作品はこちらをクリック!】
プロジェクトファイルの作成日を見てみると、1月18日。ちょうど、期末レポートに汗汗する前ですね。そのころ、一緒に使用楽曲も考え始めました。候補として挙げる曲は、私の知っている曲・好きなボカロPさんの曲・歌ってみたでよく聞く曲・投稿最新曲などなど、いろいろと検索結果を並び替えて聞いてみて、いくつか候補を出しました。その中で一番迷ったのは、「夜もすがら君思ふ」です。TOKOTOKO(西沢さんP)さんの曲で、リリースは2014年の名曲です。決め手はやっぱり、私の使いたかった素材を組んでみると、今回の楽曲 40mPさんの「Color of Drops」の方がぴったり来たということでしょうか。
曲が決まれば、構成を組んでいきます。1~2年前ぐらいから、フォロワーさんがきっかけだったと思いますが、構成表的なものを書き始めました。今回も作りました。今日の一枚は、その画像です。ただ、全部書くというわけではなく、今回は最初の部分をメモしました。本当に雑です。
PV作品は楽曲もですが、素材というのも大事になってくるのは、言うまでもありません。今回の目玉は、ダイヤ改正。ひっさびさの新駅であるロイズタウン駅です。実は、直前まで行けるかどうかわかりませんでした。時間の関係もあり、コロナの関係もありますし、あんまりにも成績が悪かったらどうしようという心配からです。実際は、開業の翌日の日曜日に行くことができ、今回のPVでもいくつか入っています。また、これだけではなく、最近はカメラを持ち歩くようにして、ちょっとずつ撮り溜めるということもしていました。ちなみに、交通費ですが、札幌駅との往復で大体2000円ほどでした。(ちょっと高めだけど、しょうがない。)
2月中は、ほとんどこのPVを編集していたといっても過言ではありません。ものすごく時間かかっている場所は、文面やタイトル表示ではなく、「コマ撮り」と「左右で別れているものを合わせているシーン」です。今回は、映像を重ねてはいないので、編集ソフトとして使っているAviUtlは、過去作よりもそんなに重くはなかったので、そこが唯一の救いでした?
また、事件も起きていて、AviUtlが重くない = CPUは大丈夫とは言っても、メモリ使用量はやばいです。そうすると、見たくないエラー「メモリ不足」「正常に動作しないかも」。これが出ると、保存できる場合もあれば、保存もさせてもらえないことも。なので、本当に今回は、ソフト自体のバックアップのシステムに救われました。また、私の環境では、最近撮影した素材は外付けのHDDへ、切り替えの素材や楽曲・プロジェクトファイルは、raspberrypiという小さくて、省エネなパソコンをNAS(自宅のネットワークに別のPC置いてそこにHDDやUSBを繋げている)にして、そこに保存しています。まさかの一番作りたいときに、raspberrypiのWi-Fiが壊れる(不安定になる。有線LANもありますが、それはホームページ用の回線に繋がっている)ではないですか?! 繋がらないーとだいぶ焦りました。データ飛んでたらどうしようと・・・ 急いでAmazonとヨドバシでUSBの有線LANを買って、繋げて、めっちゃ快適になりました。そんな困難?もあった作品ですが、前のシーンから、注目ポイントを書いていきたいと思います。
○オープニング
雪降る街灯から、コマ撮りへ。たまたま夕方、暗くなってから、大学から帰ることがありました。外に出て見ると、大粒の雪が結構降っていました。寒かったです。ただ、これで露出を調整して、良い感じに切り抜けば、おしゃれな画が撮れると思った私は、寒くなりながら、周りに人が通らないことを見て、カメラを向けました。編集するときも、明るさなど、色調を補正していくと、いろいろな感じのシーンになるので、調整が難しかったです。
「コマ撮り」に関しては、いろいろと準備から大変でした。自分には、モーショングラフィックスや3Dを操る程度の能力を持っていません。なので、どうしようかなと思ったとき、アクセントとなる一つの方法として、採用しました。実を言うと、細かい部分、例えば柱の一部が切れているなど、詰めが甘いところがあります。また、黒板とチョークか、黒いボードに白いインクのマーカーにしようと思い、百均に買いに行きました。ホワイトボードにマーカーはあるのですが、なかなか白いインクのマーカーが見つかりません。ちょっと離れたところにも行きましたが、それでも見つからず。。。 なので、今回は木の枠のオシャレ目なものをチョイスしました。
ちなみに、映っている机は、いつも勉強やPCを見ている自分の部屋のモノです。左上には作品を作り、この日記を書いているノートPCが見えていますね。マットにマスキングテープがありますが、これは目印で、ここに合わせればいいよというものなのですが、カメラの角度が少しずつ変わるおかげでまぁ大変。PV用のコマは全部で44コマ。準備段階のものも含めると70枚ぐらいパシャと撮影していました。朝10時ぐらいから撮影を始め、途中でお昼ご飯を食べて、そこから2時間ほど。そこからソフトを使って動画化すると、夜になっていました。片づけやカメラからデータを転送するのにも時間がかかるので、動画にしたときは達成感でいっぱいでした。
描かれた車両には、正確なモデル・もとになった車両はありません。フル尺で書いてしまうと、1コマの秒数が短く、見ずらいと思い、通常よりも長さが短く、後ろに貨車をつけている感じにしています。必要な部品はきちんと載っていますよ。
ここは、路線紹介がメインのパートです。千歳線から学園都市線、函館本線の順番で紹介しました。それぞれ、良い景色の部分を選びました。(こちらは過去に撮影したものになります。)また、学園都市線は、前にも書いたロイズタウンのことを入れることができ、個人的にはとても嬉しかったです。
○1番のサビ最初は、映像を並べただけでしたが、後から拡大率を100%以上から100%にする処理を追加しました。映像にアクセントを付けれたと思います。このパートはこだわりポイントでもあり、モノクロを彩るというところは、特にこだわりました。鑑賞会でも、反応いただけて嬉しかったです。音MADもたまに見ますが、その時にテクニックとして、左右で映像を合成し、同時に動いているようなことをしているものを見かけます。次作るときは、これをやりたいと思っていたので、ここで使いました。実は、これをしたいがために、前々から左右で分けれるような画角で数本撮影していました。今回は、それを活用することができ、ほっとしています。このシーンは、同タイミングで通過しているように見せています。接近放送が一緒になるぐらいのタイミングではありましたが、それを同時に通過しているように見せるようにタイミングを合わせるのは大変でした。
○1番と2番の間奏ここは、前からではなく、横から見た構図で統一しています。前後があるなら、左右も!ということで、結構側面を中心に撮るってかっこいいんですよね。
○2番このパートでは、車両紹介がメインです。721系からはじまり、キハ201系まで。レア度が高い735系は、大変でした。映像を掘り起こして、探しました。作り方としては、今までの鉄道PVと同じような感じにつくりました。作りながら困ったこととしては、尺が中途半端になりそうだったというところでしょうか。サビ前までで紹介できるかと思ったら、実際はできずに、はみ出てしまうので、サビ前でいったん区切り、タイミングを調節しました。
○2番と3番の間奏ここは、ギターが素敵なテンポのいいパートなので、リズムよく映像を切り替えることを意識しました。また、通勤電車メインと考えていたので、特急の居場所がなくなってしまうと思い、このパートで奮発しました。
○3番ここでは、この3月のダイヤ改正で引退する車両を取り上げました。キハ283系とキハ40系です。どちらもお世話になったことがあります。また、途中でミクだけの声のパートでは、ちょっと注目を引くように、止めて、ノイズを入れてみました。サビへ繋がります。
○ラスサビ映像は、車掌さんの動きがメインになっています。映像を見返していると、車掌さんの動きを撮ったものがいくつかあり、かっこいいと思い入れました。単純。1番と同じフレーズが出てくるので、同じことをしようと思いましたが、実は素材の尺が合うものが無く、また、溜める感じで最後のフレーズを歌うので、恒例の?!スライドショーでどんどん鮮やかになっていくところを表現しました。
今回、市電や地下鉄もたくさん撮っていたのですが、実際に編集してみると、JRの通勤車両で手一杯になってしまい、全く触れることができませんでした。これはこれで統一感があって良かったとも思う一方で、次回作る際は、市電・地下鉄メインにしようかなとも。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。これを読んだうえで、「?」という部分は、作品のコメント欄に書いていただけると、取り上げたいなと思います。私も、無我夢中で作っているときもあり、記憶があいまいな部分もありますので。これからもよろしくお願いします。